2008年 08月 09日 ( 6 )

西表島旅行 初日 - 第6章 -

部屋にもどって少しすると、夕食の時間が近づいてきた。
ここの夕食は18時と20時の予約制で、
18時に予約を入れていたので、ちょっと前に部屋を出た。
途中、周りの景色を眺めながらレストランに向かった。

食事は地元の食材をうまく活かしたイタリア風のコース料理で、
この日の夕食には、
ガザミというカニやイラブチャーという青い魚、
琉球豚などを使った料理が出てきた。
青い魚と言われ、姿を想像して ちょっと驚いたけど、
白身で味に癖はなく、美味しく食べることができた。
レストランの従業員もみんな親切で感じがいい人ばかりで
味にもサービスにも とても満足できた。

デザートに西表のマンゴーを注文してみた。
マンゴーはレストランの人のお薦めで、かぶりついて食べた。
となりに座っていたご夫婦も注文していて、一緒にかぶりついて食べたので
「なんか、笑える。」と心の中でつぶやいていた。
とても和やかな風景だと思った。
はじめは食べきれるか心配だったけど、
そんな心配はどこ吹く風で、全てペロリと食べてしまった。

食後、隣席はご主人が先に帰ってしまい、
奥さんは景色を眺めながら、
「主人は、食べ終わったら さっさと行っちゃうけど、
私はこうやって景色を眺めながらのんびりしているのがいいのよ」
と言っていた。
私も同感だった。
西表は一度きたら やみつきになり、何度かこうやって訪れているとのことで、
結婚して離れて暮らしているお子さんも西表や波照間がお気に入りらしく
毎年のように訪れているらしかった。
西表のお気に入りの自然や、波照間島へ行ってみたいなどと
しばらくの間、2人で話をしていた。

お腹が破裂しそうなくらいいっぱい食べたので、
まるで童話にでてくるお腹をふくらましたカエル状態。
今日は、目も頭も胃袋もみんな、ご機嫌になった。
ちょっと早いけど、明日は5時半から早朝トレッキング。
だから、もうおやすみなさい。

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 海とは反対側の景色 曇って見えないけど、奥は山

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ハイビスカスの花
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 泊まったホテル

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 本日のメニュー
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 上段左から、パイナップルワイン、前菜、メインディッシュ、マンゴー、デザート
食べることに夢中になり、スープの写真取り忘れました
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by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:40 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第4章 -

13時30分、石垣港を出た時は まだ雨だった。
天候のせいなのか、船は時おり少し揺れた。
途中で買った1個70円のおにぎりを船の中で食べたあと
海だけの景色をずっと眺めていた。
あと少し、あと少しで、西表に到着だ。

石垣を出発してから約30分、大原港に到着したころには、
雨はすっかりあがっていた。
フェリーに乗る前に電話連絡をしていたので、
港にはアロハシャツを着たホテルの人がホテル名の書かれた看板を抱えて
待っていてくれた。
石垣島は港の周りだけ見ても、
わりと人が多く、お店もいっぱいあって、観光色を強く感じたが
西表は人も少なくひっそりと自然に包まれていた。

迎えの車に乗り込み、ホテルへ向かう途中、
車中からシロハラクイナが道にでてきたのがみえた。
このとりは飛ぶことができないため、
よく車にひかれているのだと運転していた人が教えてくれた。
島の人たちは、自然とうまく共存していくため
自然と同調しながら生活しているのだと
その時、そう感じた。

宿泊先のホテルに到着した。
ホテルの入口では蝶が舞っていて、島ならではの出迎えを受けた。
友人達にイリオモテヤマネコに遇ってくると冗談を言って
ここまで来たけど、現実にこの地に着いたんだ。そう思うと嬉しかった。
フロントで鍵を受け取ると、実感がよりいっそう強く感じられ、
部屋に入ると一人旅の不安はすっかり消えて、
雨上がりの空のように、これから先の旅に希望だけが見えてきた。


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 フェリーの中で食べた沖縄の炊き込みご飯のおにぎりは、すごく美味しかった

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 フェリーの中から見ていた雨降りの海

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 西表島 大原港
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by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:30 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第5章 -

海に臨む部屋。周りには何もなく、とても静かに時間は進む。
夕食まで、まだまだ時間があるので、少し外の空気を吸ってこよう。

ちょっとした林道を通り抜けると、ビーチはすぐそこにあった。
ねこの額ほどしかないビーチだったけど、
景色を眺めているだけでとても気持ちがよかった。
波の音しか聞こえない。
目を閉じて波の音を聞いていると、
自然に溶け込んでしまいそうだった。

浜辺に目を向けると、小さくてきれいな貝殻がたくさんあった。
それらを手にとってみては、砂浜に戻したりしていると、とつぜん貝殻が動き出した。
ただの貝殻だと思っていたら、なんとヤドカリが住んでいたのだ。
こんなきれいな貝殻がおうちだなんて、なんてすてきなんだろう。
私の気配に気づき危険と思ったのか、逃げるヤドカリの姿が
とてもかわいらしく滑稽で、いつまでもヤドカリを見続けた。
「とって食べたりしないよ。」心の中で、そう言ってみた。

ここには眺めているだけでいい自然がいっぱいある。
そう思うと、まだ来て間もなくて、何も知らない場所なのに
いつか、ここで生活したいと思ってしまったほど西表に恋をしてしまった。
これから滞在するほんの数日の間、この島は私を歓迎してくれるだろうか。
少しの時間だけでもいいから、私を受け入れてほしいな。

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 部屋の内と外


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 気に入ったインテリア雑貨と洗面所のステンドグラス


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 貝殻と顔をだしたヤドカリ

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 浜辺の向こう側
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by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:30 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第3章 -

西表島に向かって、更に移動は続く。
126席しかない小型の飛行機に乗り込み、沖縄の青い海を越えた。
多少の遅れはあったけど、ほどなく石垣空港に到着した。
このあと西表島までのフェリーに乗るため
まずは空港内にある案内カウンターで港までの行き方を聞いた。
「タクシーだと高いから、バスに乗るといいですよ。」
バスの時刻や場所、乗車時間、フェリーの出る港の位置、
西表には港が2港あって、どちらの港行きに乗ればいいのかなど
とても丁寧に教えてくれた。

バスで20分ほど揺られ、港のあるバス停に着くと
今まで晴れていた空が急変し、大粒の雨が勢いよく落ちてきた。
バス停から石垣港までは歩いてすぐだったので雨の中、
小さな折りたたみ傘をさして港に向かった。

西表島には、東部の大原港と西部の上原港の2つの港があり、
西表行きのフェリーを運行している会社は八重山観光安栄観光の2社があった。
目的地の大原港へは、片道キップで1770円、
往復キップだと3390円で150円割引になる。
行きは時間指定だが、帰りの時間はフリー、
同じ会社ならば、どの時間のフェリーでも乗れるので、
当然 キップは往復を購入した。

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 石垣行きANA1765便

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 宮古島上空

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 石垣空港到着

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 石垣港

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 購入した往復キップ
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by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:05 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第2章 -

ここは、空の中。
地面の上でもなく、海の中でもなく、
気が遠くなるほど地面から遠い空の中。

何回乗っても、飛行機の離着陸時は緊張する。
離陸のとき、やっぱり手にこぶしを握っていた。
それでも少しは気持ちに余裕があるのか、
ひとりで硬くなっている姿を想像して心の中で笑った。

座席は16Kで前方窓側。
外の空気に触れることはできなくても、感じることはできる。
窓から見える青い海、白い雲。
なかでも、上空から見える富士山には感動した。
下から見ても上から見ても、
富士山はその気高さを変わりなく保っていた。
私は富士山が見えなくなるまで、窓の外をずっと見入っていた。

那覇空港に近づくと、突然 虹が見えた。
最初は遠くにうっすらとした虹、次は太くてはっきりした虹。
そして最後に自分の座席のほぼ下あたりに見えた。

富士山も虹も写真に残すことはできなかったけど、心の中に描けばいいか。
飛行機は1時間ほど遅れて那覇空港に着いた。

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 沖縄近くの空で、3っつの虹をみた
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by hanayuki_rei | 2008-08-09 22:36 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第1章 -

午前3時半、目覚まし時計が鳴った。
外はまだ真っ暗でとても静かだった。
支度をすませ、雪に「行ってくるね。」と挨拶をして家を出て、
街灯が照らす道を、鞄を引きながら駅に向かって、てくてく歩いた。
電車に乗って、ようやくバス停に着くと、外はすっかり明るくなっていた。

ここ最近、羽田までは直通バスを利用している。
朝も4時台からあるので始発の飛行機にも間に合うし、
一度、乗ってしまえば、あとは寝ていても目的地まで連れて行ってくれる。
道路状況による遅れを計算に入れ飛行機に乗り遅れないよう
余裕を持ってバスに乗ることと、
羽田で降りるターミナルさえ間違えなければいい。
ただ、この羽田行きバスは予約がないと乗れないことがあるらしく
念のため前日にバス会社に電話をしてみた。
運よく予約は入れられたが最後の1席だと聞いて驚いた。
「皆はもっと前から予約していたのか。」
この時期は乗ったことがないから分からなかった。
満員のバスに揺られて約1時間、ちょうど一眠りして羽田に到着した。
ここも各地へ出発する人々でとても混雑していた。

7時50分 羽田発、那覇行きの搭乗時刻までは充分余裕があった。
お腹が空いていたので、空港内のEXCELSIOR CAFÉで朝食をとった。

今年5月から計画していたこの旅は、
出発の日が近づくにつれ、時間が過ぎるのが早く感じられるようになっていた。
搭乗ゲートを通り抜け、出発ロビーで待っている間、
時間の流れは、より加速を増しているように感じられた。

搭乗案内のアナウンスが流れて飛行機に乗り込んだ。
座席についてから、「いよいよ出発か。」そう思いきや
ここまで順調だった時間が少しだけ止まったかのように
飛行機は出発時刻を過ぎてもいっこうに飛び立たなかった。
混雑の影響が出ているらしかった。
40分ほど遅れて、やっと飛行機は那覇空港へ向け離陸した。
「やっと、西表に行ける。この旅は、何か意味がある。」そう思うと
こみ上げてくる思いがあった。

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 空港で、出発前に朝食を
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by hanayuki_rei | 2008-08-09 22:01 | 旅行


うさぎと絵本のブログです。愛うさぎの雪のこと、読んだ絵本のこと、日々のことなど思いのまま綴ってます。楽しく読んでもらえたらいいな。


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