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もりのおくのおちゃかいへ

ある雪の降った翌朝、キッコちゃんのお父さんは
おばあちゃんのおうちに雪かきに行きました。
ところがおばあちゃんのおうちに持って行くはずだった
大切なケーキを忘れて出かけてしまったのでした。

そこでキッコちゃんはケーキを届ける事にしました。
雪のあしあとを辿って、お父さんを追いかけます。
お父さんの背中が見えた瞬間、
キッコちゃんは転んでケーキをつぶしてしまいました。
それでもお父さんの後を追いかけて行くと
お父さんは見知らぬ家に入っていってしまったのでした。

キッコちゃんがお父さんと思って追いかけていた人は
じつはお父さんではなくて、なんとクマだったのです。

多分はじめてだと思われる ひとりで出かけるという行為のワクワクする感じと不安な気持ち。
迷い込んだ森の動物たちとの楽しいお茶会の世界は、
その少女の心境が表現されているのでしょうか。
また、モノクロームのイラストに少女の帽子の赤や髪の毛の黄色などの
カラーが差し込まれているところが、夢と現実の狭間を表現しているように思えます。

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さく: みやこし あきこ
出版: 偕成社
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# by hanayuki_rei | 2010-12-12 23:58 | 児童書・絵本

クリスマスのうさぎぼうや

きょうは たのしい クリスマス。 なのに ニコラは ひとりぼっち。
「どうか ぼくにも、 ともだちが できます ように……。」
ニコラは、 そらの おほしさまに おいのりを しました。

ここは、 たかい たかい そらの うえ。 まんまるい くもに、
ちいさな うさぎぼうやが、 ひとり ぽつんと すわって いました。
「ぼく、 ともだち ほしいな……。」

「こんにちは おうまさん。 ぼくの ともだちに なって くれませんか?」
「やあ、うさぎぼうや。 わるいけど、 きみの ともだちには なれないんだ。
わたしは つよい かぜが ふくと、 たちまち かたちが かわってしまうからね。
でも、 いまは そよかぜしか ふいてないから、
しばらく いっしょに そらを さんぽして みようか……。 」

友達がほしいうさぎぼうやがたどり着いた先は…。
クリスマスの夜に気持ちがとても温かくなるお話。
優しい出会いがきっとどこかにあるはず。そう思わせてくれる絵本です。

うさぎぼうやが、流れ星に「クリスマスってなんのこと?」と尋ねるシーンがあります。
そのとき流れ星は「クリスマスっていうのは、ほしたちが もみのきの てっぺんに
とまる よるのことなの。」と言うのですが、この言葉になぜか安心を感じたのでした。

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さく: アンドレ・ダーハン
やく: 石津 ちひろ
出版: 小学館
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# by hanayuki_rei | 2010-12-12 23:18 | 児童書・絵本

ましろのあさ

ましろは、うまれた時からずっと網の中にいて、
食べ物にも飲み物にも不自由はありませんでした。
部屋のなかもいつもキレイでした。

「だけど なんだか つまらない。 だけど なんだか つまらない。
わたしは いつでも あみの なか。
あみの そとは どんなだろう……」


ある月の明るい夜、ましろは網を破って外の世界へ飛び出しました。
外の世界に憧れて部屋を飛び出したましろでしたが、
そこには あらゆる困難が待ち受けていたのでした。

自分が憧れて選んだ道は、楽しい事ばかりではありません。
もしかして 辛い事の方が多いと感じるかもしれません。
しかし その困難を乗り越えた時、真の歓びを得る事が出来るのでしょうか。

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作・絵: いもと ようこ
出版: 金の星社
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# by hanayuki_rei | 2010-11-28 22:46 | 児童書・絵本

イソポカムイ

ホーリ、ホーリ
わたしははしった、はしった。
ホーリ、ホーリ
わたしはとんだ、とんだ。
山や野原をとびこえて、川や林を
気のむくままにはねながら、
うさぎの神さまであるわしは、くる年もくる年も、
たのしくくらしておった。
春には、やわらかい木の芽、草の芽、
秋には、うれた木の実、草の実を、口いっぱいにほおばった。
だが、それはもう、ずいぶんむかしのことだ。
ちかごろは、なにをするにも、どっこらしょ、よっこいしょ、と、
かけごえをかえるようになってしまった。


たいそう年老いたうさぎはある日急に出かけてみたくなり
気の向くままに走って行った。
行く先々で遠目に見る物は近寄ってみると全て錯覚していた。
そこでうさぎは家へ帰る事にした。
ようやく家の近くにつくと今度は家が火事になっていた。
うさぎは息もたえだえに家にたどり着くと
それも錯覚だったのでした。

北海道東部では、一般にウサギのことを「イソポ」と呼ぶのですが、
「獲物の(中でも)ちいちゃいの」という意味です。
ウサギは身近でとても大切な動物で、
その身体は全て余す所なく使われていました。
しかし、人間が感謝の心で対応しないと
人の命を奪う恐ろしい神様に変身してしまうのです。
そこで、敬意をこめてイソポカムイ(ウサギの神様)と言われたそうです。
この物語の主人公は目を患った老ウサギでした。 <本書より>

行く先々で見るものすべて錯覚してしまうという老ウサギ。
年をとったらむりをしないようにというお話のようです。
とても面白いお話でした。

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文: 藤村 久和
絵: 手島 圭三郎
出版: 絵本塾出版
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# by hanayuki_rei | 2010-11-24 23:52 | 児童書・絵本

花のかみかざり

「さあ、きょうは おてんきも いいし、さんぽに でかけましょう!」
うさぎの かんごしさんは、たぬきの おばあちゃんを さんぽに つれだしました。


たぬきのおばあちゃんに、優しいと言われたうさぎの看護士さんは
そうではないんだと言って、とつぜん泣き出してしまいます。
そして、たぬきのおばあちゃんを抱きしめました。
うさぎの看護士さんには、辛い過去があったようです。
たぬきのおばあちゃんに慰められて、うさぎの看護士さんは元気を取り戻します。

だきしめるのは……愛している しるし。
だきしめられるのは……愛されている しるし。

さいごに出てくるこのことばがテーマの絵本かな。

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さく: いもと ようこ
出版: 岩崎書店
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# by hanayuki_rei | 2010-11-24 00:03 | 児童書・絵本


うさぎと絵本のブログです。愛うさぎの雪のこと、読んだ絵本のこと、日々のことなど思いのまま綴ってます。楽しく読んでもらえたらいいな。


by hanayuki_rei

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