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おんがくねずみ ジェラルディン

ジェラルディンは これまで おんがくを きいた ことが なかった。
おとなら ある。 いろんな おと - にんげんの こえ、とびらの ばたん、
いぬの わうわう、 みずの じゃあじゃあ、 なかにわにいる
ねこの にゃあにゃあ。 それに もちろん ねずみの やわらかい
ちゅうちゅう。 だけど おんがくは いちども。
ところが あるあさ……


ジェラルディンがみつけた大きなチーズの中からは、
フルートを持ったねずみが現れました。
ジェラルディンは、その夜はじめて音楽を聴いたのでした。
今まで聴いたことのない美しい音はフルートの音でした。

なんとねずみのしっぽがフルートだったとは
この突拍子もない発想が素晴らしい。
また、ねずみたちの表情がとても可愛いです。

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◇ 文・絵: レオ=レオニ
◇ 訳: 谷川 俊太郎
◇ 出版: 好学社
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by hanayuki_rei | 2009-05-27 23:19 | 児童書・絵本

つみきのいえ

ひとりの おじいさんが
うみのうえにある かわったいえに すんでいました。
どうして こんないえに すんでいるのでしょう。
このまちでは うみのみずが
だんだん うえに あがってきてしまうのです。
みずが うえに あがってきて、
すんでいた いえが みずのなかに しずんでしまうと、
そのいえの うえに あたらしい いえを つくります。
そのいえが また みずのなかに しずんでしまうと、
そのうえに また あたらしい いえを つくります。


ある日、おじいさんが新しい家を作っている時
大切な大工道具を海の中に落としてしまいます。
おじいさんはそれを取るため、海にもぐりました。
もぐった海の底にはおじいさんの思い出がいっぱい詰った家々がありました。

今年2月にアカデミー賞を受賞して、話題になったので、
知らない人はあまりいないと思うのですが、
とても気に入った絵本なのであえて紹介したいと思います。

はじめてこの絵本を手にしたとき、なんてきれいな絵本なんだろうと思いました。
ページを開くたびに飛び込んでくるやわらかくて優しい絵と
ロマンチックで美しいお話がうまく融合していて、
みるみる引き込まれていきました。
「おじいさんは、家と一緒に想い出も積んできたんだ。」
最後に笑っているおじいさんの顔を見ていると、
なんだか幸せな気持ちになりました。

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◇ 絵: 加藤 久仁生
◇ 文: 平田 研也
◇ 出版: 白泉社
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by hanayuki_rei | 2009-05-25 22:20 | 児童書・絵本

雪ちゃん、ありがとう

友人に声をかけていただき、参加したクラフトパーティー。
その作品を作っている間、
なかなか雪をかまってあげられなかった。
一心不乱に机にかじりついている私を気遣っているのか
雪は必要以上に甘えたりはしてこなかった。

でも友人が応援に駆けつけてくれたときは別だった。
2人いるから安心したのか、やたらと甘えてきたように思えた。
それも私ではなく友人に A^^;
おいおい!って言いたかったけど、
それもそのはず、友人はうさぎをとりこにする魔法の手の持ち主だから
仕方がないね。

そして、やっと出品も終わりひと段落着いたころ、
私に遊んでとせがんできた雪。
やっぱり私にとって雪はかけがえのない存在だし、
雪にとってもそうなのだと感じた瞬間だった。

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        友人が撮ってくれた雪の写真 ~ 甘えた瞳でみつめてる?
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by hanayuki_rei | 2009-05-24 20:19 | うさぎ生活

山のいのち

したたるほどの緑におぼれそうだった。
こい緑が波しぶきになって窓のそとをながれていく。
静一はさっきからずっと窓のそとばかりをながめていた。
「静一、おじいさんにいろんなことおそわれよ。
パパもママも外国に出張意いくから、この夏はいっしょにいられないんだ。
おまえと遊んでいる時間もないからな。おじいちゃんはなんでもしってるぞ」
父が運転をしながらいった。
静一は父の生まれ故郷の家にあずけられることになっていた。


都会のコンクリートの部屋の中で、
一人ひきこもりがちだった少年と
その少年を自分の息子と思い込んでしまったおじいさん。
冒頭、何かもの悲しいような印象を受けたけど、
山の中の二人の姿は生き生きとして力強かった。
少年に若々しく動く姿を見せ、いのちのあり方を教える老人。
いつしか少年は言葉を発するようになり外の世界に馴染んでいた。

「たべたりたべられたり。
山の中のものはなにもむだがなくて、ぜんぶがぐるぐるとまわっているんだよ」
おじいさんの言葉にあらためて考えさせられた生命のこと
たったひとつのいのちにも無駄はなく、そう生命は循環しているんだ。
私の好きな写真家であり作家でもある星野道夫さんも
エッセイでそのように記していたことを思い出しました。

透き通った新鮮な空気、そして生命の力が湧き出てくるような絵本です。

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◇ 作: 立松 和平 (たてまつ わへい)
◇ 絵: 伊勢 英子 (いせ ひでこ)
◇ 出版: ポプラ社
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by hanayuki_rei | 2009-05-24 20:06 | 児童書・絵本

海のいのち

父もその父も、そのさきずっと顔も知らない父親達がすんでいた海に、
太一もまたすんでいた。
季節や時間の流れとともにかわる海のどんな表情でも、太一は好きだった。
「ぼくは漁師になる。お父(とう)といっしょに海にでるんだ。」
こどものころから、太一はこういってはばからなかった。


ある日、もぐり漁師だった父は海から帰ってこなかった。
太一は中学を卒業するころ、漁師のおじいさんに弟子入りをして漁師をめざした。
心配する母をよそに太一は海にもぐり、
村一番の漁師といわれた父を倒した大魚と出会う。

山で囲まれた街で育った作者が、初めて海を見たときに感じたという
海の『美しさとおそろしさ』
そういった情景がよく表されていて、伝わってきます。

そして何より、かぎりあるいのち(資源)を大切に使い、それらと共存していく。
そういったことの大切さをこの物語は伝えていると感じました。
「千匹いるうち一匹を釣れば、ずっとこの海で生きていけるよ。」
と語ったおじいさんの言葉は、深くて尊いものに思えました

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◇ 作: 立松 和平 (たてまつ わへい)
◇ 絵: 伊勢 英子 (いせ ひでこ)
◇ 出版: ポプラ社
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by hanayuki_rei | 2009-05-24 20:00 | 児童書・絵本

こんふぇいとのクラフトパーティ

今月21日(木曜日)から、神楽坂のアートスペースkにて開催される
こんふぇいとのクラフトパーティVol.2に、
アーティストのはしくれとして参加することになりました。

この話を主催者の一人である友人からいただいた時には、
ふたつ返事で引き受けたものの、悪戦苦闘(><)
本番が近づくにつれて、だんだんと気持ちに焦りが…
でもそれ以上にやる気が出てくるから不思議です。

出展する作品は、私が描いたイラストのポストカード!
「あれ、絵なんか描けたっけ?」なんてツッコミはしないでね(笑)

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イラストの主人公はNANA(ナナ)ちゃん。
私が尊敬する友人のひとりが名づけてくれました。

実は自分にとってものすごく大切にしていることが、
大好きな絵本を生涯にわたって読み続けることの他に、絵を描くということがあります。

上手いとか下手とか、そういうことじゃなくて、
ただ描きたいという気持ちがどうしても捨てきれなかったから、はじめた絵を描くこと。
一度はそんな気持ちを捨ててしまいそうになったのだけど、
今回出展するということで再加熱しちゃったみたい。
そう、今は絵を描くことに燃えているのです。
だから、このブログもお休み状態になってしまって、ごめんなさい。


いよいよ本番まで残り10日となりました。ラストスパートがんばりますので、
ギャラリー内でNaNaちゃんのポストカードを見つけたら、どうぞご覧になってくださいね。

今月に入ってから、私の頑張っている姿がわかるのか、
とっても良い子で寝てばかりの雪。
雪ったら、ママの気持ちを察してくれていい子にしてくれているのかな?
ありがとうね、雪。
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by hanayuki_rei | 2009-05-12 19:09 | NaNaちゃん


うさぎと絵本のブログです。愛うさぎの雪のこと、読んだ絵本のこと、日々のことなど思いのまま綴ってます。楽しく読んでもらえたらいいな。


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