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もりのひなまつり

ちいさな もりの ちかくに いっけんの いえが ありました。
そのいえの くらには ねずみばあさんが すんでいました。
はるも ちかい あるひの あさ、 ねずみばあさんが つくろいものをしていると、
「ゆうびんです」 と やまばとゆうびんやさんが てがみを もってきました。
てがみは もりの のねずみこどもかいからで、 こう かいてありました。

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森の広場には、たくさんの野ねずみや他の動物たちが集まってきて、
森のひな祭り会が始まりました。
美味しい甘酒に、歌や踊りで、みんなは大いに盛りあがり楽しんで、
辺りが薄暗くなってきたころ、ひな祭り会は終わりました。
おひな様は、家のご主人様に見つかる前に箱に戻ってなくてはなりませんから、
ねずみばあさんとおひな様たちは、いそいで家に帰りました。
しかし、家についてびっくりです。
おひな様たちの着物は破れ、顔や手もすっかり汚れてしまっていたのでした。
このままでは、捨てられてしまうかもしれないと泣きだします。

もうすぐ桃の節句です。
めずらしく雛人形たちが主人公の絵本を見つけたので紹介したいと思います。
子どものころ、綺麗な着物をきた雛人形は憧れでした。
その憧れの気持ちがうまく表現されていると思います。
ねずみたちと雛人形の交流が、うっとり楽しい気持ちにしてくれます。
ねずみの子どもたちが手紙に書いた「いっしょうのおねがい」という言葉。
私も、小学生くらいのころは、
「一生のお願いだから、〇〇して!」
などと、よく言っていたような気がします。
この言葉、すごく懐かしくて、思わず笑ってしまいました。
それはそうと、
おひな様たちは、その後どうなってしまったのでしょうかね。

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◇ 作・絵: こいで やすこ
◇ 出版: 福音館書店
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by hanayuki_rei | 2009-02-18 22:17 | 児童書・絵本

くじらの歌ごえ

リリーのおばあさんは はなしはじめました。
「むかしはね、海には くじらがいっぱいいたのよ。
くじらってね 山みたいにおおきいのに お月さまのようにやさしくてね
それはそれは ふしぎないきものよ」


リリーはおばあさんが話すくじらの話を、ひざの上で聞きました。
おばあさんは、リリーに“くじらに見つけてもらう方法”を教えます。
それを聞いていたリリーのおじいさんが、つまらない話をして!と言って、
おばあさんをなじります。
しかし、おばあさんは話を続けました。
夢のような素敵なお話です。
リリーはくじらに見つけてもらいたくて、小さな黄色い花の贈り物をしたのでした。

少女に、くじらの神秘的な話を聞かせるおばあさん。
こんなおばあさんがいてくれたら、私も話を聞きに行きたくなってしまいます。
現実的になって欲しいというおじいさんの思いは、もちろん大事ですが、
夢をみる気持ちは、幾つになっても忘れないようにしたいです。
あまりにも現実的に生きすぎるのも、つまらないように感じるから。
写真のようにリアルな絵が、生き生きと描かれていて、
今にもくじらの歌声が聞こえてきそうな素敵な絵本です。

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◇ 作: ダイアン・シェルダン
◇ 絵: ゲイリー・ブライズ
◇ 訳: 角野 栄子
◇ 出版: BL出版
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by hanayuki_rei | 2009-02-10 18:52 | 児童書・絵本

人参は、うまいっ!

今日の昼間の雪は、こんなにダラダラしていました。
すごい格好です(^^A
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私も時々、こんな風に寝そべっているかもしれません(^^A
ちょっと、ダラダラしているように見えますが、
うさぎは、リラックスしている時、よくこんなポーズをします。
「たまには、まるまった身体を伸ばさなきゃ」って、
ストレッチしてるみたいにも見えます。

それはさておき、昨晩、実家から人参がいっぱい送られてきました。
父が「うさぎに」と言って送ってくれた(「私に」じゃなかった…)、”父の畑”でとれた人参です。
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無農薬栽培なので、皮をむかずにあげたら、喜んで食べてくれました。
小ぶりの人参で1本50gぐらいのものだったので、丸ごと1本あげました。
葉っぱがついていると、もっとよかったんだけどね。
贅沢は、言わない言わない。
「父さん、ありがとう!」
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by hanayuki_rei | 2009-02-08 23:01 | うさぎ生活

ちいさなくれよん

おれて みじかく なった きいろい くれよんが、
くずかごの なかに すてられました。
「ぼく、まだ かけますよ。 まだ、きれいに ぬれますよ」
おおきな こえで よんだけれど、だれも ひろいに きて くれません。
「よーし、ぼく ひとりで でて いこう。ぼくは、まだ まだ、やくに たつんだ」
えんがわの むこうは、おひさまの あかるい ひろい せかい。
「そうだ。あの ひろい そとへ、でてみよう。
なにか ぼくの やくに たつ ことが、あるかもしれない」


小さくなったくれよんが、外へ出て行くと、
そこにはクレヨンを必要としている物たちがいました。
くれよんは、どんどん小さくなっていきます。そして、最後には…。

小さなくれよんの気持ちが伝わってきて、応援したくなってきます。
どんどん小さくなっても、嬉しそうにしているくれよんを見ていると、
物にも誰かの役にたちたいって気持ちが、あるんじゃないかと思ってしまいます。
何でも大切に使うことは大事なことです。
これを読んで、私も反省しました。

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◇ 作: 篠塚 かをり
◇ 絵: 安井 淡(たん)
◇ 出版: 金の星社
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by hanayuki_rei | 2009-02-08 21:28 | 児童書・絵本

きつねのかみさま

おやつを たべおわったとき、あたし、なわとびのひもを わすれたことを おもいだした。
「こうえんよ」
ボールなげを しようって、おとうとの けんちゃんが いったとき、
なわとびのひもを、そばの きのえだに ひょいと かけたもの。
「あたし、とってくる」
って たちあがったら、けんちゃんってば、のこっていた ケーキを
くちのなかに むりに おしこんで、
「おねえちゃん、ぼくも いくよう」
って ついてきたの。


2人は公園に行きますが、なわとびのひもは見つかりません。
どこへ行ったのかと探していると、声が聞こえてきました。
「おおなみ こなみ ぐるっと まわって きつねの め」
不思議なその声のする方に行ってみると、きつねたちがなわとびをしていました。
そのなわとびのひもは、きつねのこが”きつねのかみさま”からもらったものだと言います。

きつねと出会ってから分かれるまでの2人の姉弟の心情が、よく表されています。
絵本のタイトル「きつねのかみさま」の謎が最後に解けて、なるほどと思いました。
人間の子ときつねのふれあいを描いた可愛いらしいお話です。
あまんきみこさんの、たんたんと優しいお話の世界に
酒井駒子さんの絵がぴったりマッチしていて、ほんわかと癒される感じがしました。

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◇ 作: あまん きみこ
◇ 絵: 酒井 駒子
◇ 出版: ポプラ社
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by hanayuki_rei | 2009-02-07 21:42 | 児童書・絵本

野菜はおいしいのだ

たっぷりの野菜をもらえるようになった雪は、ごきげんな日が多くなった。
前よりも、気持ちにゆとりが出てきたようにみえるし、
よく甘えてくれるようになった。
雪が喜んでくれて、私も嬉しいし、何よりそんな雪に癒される。

これが、先生の言っていた共存なのかもしれない。
前回、病院に行った時、先生は共存について話をしてくれた。
お互いに主張しあうことも譲りあることも大事なのです。
片方だけが寄りかかるのではなく、
お互いに協調して、いい暮らしをしていくのです。
それは、人間通しだけでなく、
人間とペットとの間にも成立する関係なのだと気づきました。

今日も、雪は美味しく野菜を食べている。
私は、そんな雪を見ているだけで幸せだ。
そんな風に思えるようになった私は、
うさぎと一緒に暮らす者として、
少しは成長できたのかもしれない。

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by hanayuki_rei | 2009-02-07 20:41 | うさぎ生活

すてきな三にんぐみ

あらわれてきたのは、
くろマントに、くろい ぼうしの さんにんぐみ。
それはそれは こわーい、どろぼうさまの おでかけだ。
おどしの どうぐは みっつ。
ひとつ、ラッパじゅう
ふたつ、こしょう・ふきつけ
そして みっつめは、まっかな おおまさかり。


夜になったら山を降りて、えものをみつけ、
おどしの道具を使って、宝をうばいます。
ある夜、いつものように宝をうばおうとしたのですが、
中にいたのは女の子だけ。
宝のかわりに女の子をつれて帰りました。

女の子をつれて帰った翌日から、
泥棒たちの生活に、新たな展開が始まる、ユニークでおもしろいお話です。
いかにもこわそうな泥棒たちの本当の素顔は、
優しくダンディなおじ様だったのかもしれません。

この絵本、作者自身の娘さんに捧げられたお話のようです。(あとがきより)
娘さんへの愛情も感じられる作品です。
アンゲラーさん、不思議な方です。

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◇ 作・絵: トミー・アンゲラー
◇ 訳: いまえ よしとも
◇ 出版: 偕成者
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by hanayuki_rei | 2009-02-06 23:51 | 児童書・絵本

よるくま

ママあのね……
「まあ まだ おきてたの」
あのね きのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。
トントンて ドアを ノックして
「あらそう。ママしらなかった。どんなこが きたのかな?
おとこのこ かしら おんなのこ かな」
ううん、くまのこ
だいてみたら かわいかった。そのこは よるくまというなまえ。


よるくまという、くまのこは、お母さんを探しにやってきたのでした。
男の子はいっしょに、よるくまのお母さんを探しにいろんなところに行きますが、
どこを探しても、お母さんは見つかりません。
よるくまは、とうとう泣いてしまいました。
その涙はまっくろでした。

よるくま、思わずギュッて、だきしめたくなるその愛くるしい表情に、
癒やされます。
男の子とお母さんの会話は、ゆったりとしていて、和みます。
みているだけで、心があったまってくる不思議な絵本です。
よるくま、こんな可愛いおともだち、今夜、やってこないかな。
色のコントラストも素敵です。

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◇ 作・絵: 酒井 駒子
◇ 出版: 偕成社
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by hanayuki_rei | 2009-02-05 23:12 | 児童書・絵本

花の命日

今日は立春、2代目 花の命日です。
先代の花も、2代目の花も、どうも自己主張が強いらしく、
私に「忘れないで」と言わんばかりに、憶えやすい日にお月様に旅立っていきました。
初代 花(享年6才)は2000年12月25日、クリスマスの夜でした。

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2代目花は、先代の花がお月様に行ってから、約1年後の4月に、
私たちのところへやってきました。
白くて、ちっちゃくて、とても元気で、可愛いうさぎでした。
ペットショップから家に来た日は、嬉しくてサークルの中を駆けずり回っていたね。
だっこが嫌いで、さわるとすぐに怒ったっけ。
でも本当はナデナデが大好きな甘えん坊さんだったよね。

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それから4年と10ヶ月、
花はお月様に旅立ちました。
あまりにも突然で、早すぎる旅立ちに、
私は、最初それが現実とは受け入れられませんでした。
あんなに元気だったのに、あっけなく旅立ってしまうなんて。
私の腕の中で、静かに…そして眠るように…旅立った。
気丈で、己の弱いところを一切見せようとしなかった花が、
最後に、私だけに見せた弱さでした。

2月3日の朝、突然の大量出血でケージが血だらけになっていました。
しかし、その時の花は食欲もあり、まだ元気に見えました。
当日はどうしても仕事が休めず、気になりながらも病院に予約を入れて、
帰宅後すぐに花を連れて、病院へ駆け込みました。
検査の結果、子宮内膜症か子宮癌らしく、ひどい貧血の状態でした。
獣医さんより、その日 手術の予定があるので、
花の手術をするかどうかの選択を迫られたのですが、
私はどうしても答えが出せませんでした。
とりあえず応急処置の止血剤を打ってもらい、翌日また病院へ行くことにしたのです。
エコーや採血など痛い検査に耐えたからなのでしょうか、
検査室から出てきた花はすっかり元気がなくなっていました。
帰宅してからは、一時は少し元気を取り戻し、出血も止まったように見えましたが、
しばらくしてまた出血がはじまり、抱っこしていた私のお腹は真っ赤に染まりました。
その日一晩中、花を看ていました。
どんどん弱って力がなくなっていくのが、わかりました。
私は、花の口元に自分の顔を近づけて、息があるかを確かめながら、
抱きしめてあげることしかできませんでした。
そして…花は、そのまま息をひきとりました。
私の腕の中にむき出しの裸の花がいました。
これまで、ハンデキャップのある体を支え、生きるのが精一杯だったゆえ、
気丈に振舞っていた花が、全てをさらけ出した瞬間でした。

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もうすでに息がないのは分かっていましたが、その事実を受け入れることができず、
花をつれて病院へ行きました。
「亡くなっています。」の一言に、私は愕然としました。
とてつもない間違いを犯したのではないかと、自己嫌悪に陥ったのです。
「なぜ昨日、手術に踏み切らなかったのか…。」
獣医さんは続けて言いました。「きっと花ちゃんはママと一緒にいたかったんだよ。
この状態だったら、きっと手術中に亡くなっていたかもしれない。
だから、よかったんだよ。」と。
その言葉に救われました。
私もそう信じたい。
最後は私の腕の中から旅立ちたかったのだと。

あれから3年が経ちました。
今夜の空は曇っていて、お月さまが見えません。
でも、私には見えます。
前脚もすっかり治って、幸せに、元気いっぱい飛び回っている花の姿が。
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by hanayuki_rei | 2009-02-04 22:18 | うさぎ生活

岸辺のふたり

父と娘が 自転車にのって 干潟を はしっていく
土手のうえに 自転車をとめた ふたり
「それじゃな」
「……うん」
父は そっと 水平線にむかって こぎだした
岸辺にうちよせる 小さな波紋
陽がしずむまで 少女は じっとまっている
父は 帰ってこなかった


大切な人との別れ、そして新たな出会い。
別れからはじまった少女の生涯。
ページをめくるたび少女の時間が流れます。
時間が経って、自分の風貌や周りの風景は変わっても、
その場所があったことは変わらない。
そして、そのできごとがあった事実も。

飾らないことば
セピア調の色彩

それらがうまく融合して
少女の時の流れを表現しています。

なんとなく物悲しさをおぼえますが、
熱くなりすぎた心をちょっとクールダウンしてくれる様な、
そんなお話だと思います。

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◇ 作: マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
◇ 訳: うちだ ややこ
◇ 出版: くもん出版
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by hanayuki_rei | 2009-02-03 23:45 | 児童書・絵本


うさぎと絵本のブログです。愛うさぎの雪のこと、読んだ絵本のこと、日々のことなど思いのまま綴ってます。楽しく読んでもらえたらいいな。


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