カテゴリ:旅行( 11 )

カナダへ行ってきます

このたび、『月のうさぎ−光る風』が、カナダのギャラリーで展示されることになりました。
そこで急ですがカナダへ行くことになりました。
もう日が変わったので本日からになりますが夕方の便でカナダへ旅立ちます。
これからの制作活動の取材も兼ねてこようと思います。

雪はお友達が預かってくれることになりました。
しばしお別れ。
淋しいけど これからの仕事のためにも行ってくるね。
そして旅行も楽しんでくるね。

b0085080_210315.jpg

[PR]
by hanayuki_rei | 2011-05-26 02:15 | 旅行

西表島旅行 二日目 由布島へ

朝食を食べ終えて、
次は、この旅で楽しみにしていた場所をめざして出発だ。
ホテル近くのバス停から路線バスに乗り込み、
運転手さんから勧められた3日間のフリー乗車券を購入して座席に座る。
車内は私ひとりだけで、がらんとしていた。
途中、地元の人と観光客らしき人など数人が乗車してきただけで、
バスは静かに走り続けた。
すれ違う車も人通りほとんどもなく、目的地に着くまでみかけた人は数えるほどだった。
バスは30分ほど走り、時間通りに到着すると、時間通りに走り去っていった。
「バスだけは島時間じゃないんですよ。」
フロントの人が言っていたのを思い出した。

地面を照り返す太陽の光が眩しく、目を細めて見た先には
水牛車がならんで、観光客達を待っていた。
チケット売り場に行き、事前にホテルで購入していた引換券を差し出すと、
赤いハイビスカスの花のブローチをくれた。
「見えるところにつけてください。帽子とか、バックとか…。」
この花は個人で訪れる人と観光バスでツアーとして訪れる人々を
区別するための目印の花だった。

b0085080_16365914.jpg


ここに来たかった理由は、ただひとつ。
何年か前、テレビのドキュメンタリー番組で見た光景が忘れられなかったからだ。
水牛車にゆられ、島のおじいが弾く三線を聞きながら、
ゆっくりと島へ渡る光景にあこがれ、いつか現実のものとしたかった。
いよいよ、あこがれの水牛車に乗れる。
あのドキュメンタリー番組で見た光景が現実のものとなるのだ。

水牛車は、ここから少し離れた由布島というところに向かって行く。
遠浅になっているため、歩いてでも渡れるほどの海を
水牛が私達を乗せた車をひいて渡っていくのだ。
水牛たちにはそれぞれ名前がつけられていて、行きの牛車を引いてくれたのは
おしんという名の牛だった。
島へ行くまでの間、島のおじいが話し、三線を弾いた。
話す言葉はさっぱり分からなかったが、
おじいの弾く三線の音と融合して情緒豊かなものとなった。
美しい音と心地よい風、牛車にゆられながら、ゆっくりと島時間が流れた。

b0085080_1641891.jpg
        行きの牛車を引いてくれた ”おしん” と おじい


由布島は海抜1.5m、島周2kmの小さな島だ。
そこにはたくさんの亜熱帯性の植物が植えられ、水鳥やヤギなどの動物も飼育されていてちょっとした動植物公園のようになっていた。
お土産やさんもあり、井戸の跡や旧校門の跡など由布島の歴史の跡も見られ、
観光バスで訪れた観光客もいて、観光地の顔を見せていた。
水牛車の待合所の近くのプールでは、仕事を終えた水牛たちが水に浸かり、
とても気持ちよさそうな瞳をして休んでいた。

b0085080_16423427.jpgb0085080_16424388.jpg

b0085080_16425389.jpgb0085080_1643229.jpg



b0085080_16464929.jpg
b0085080_16465666.jpg
        水に浸かる水牛たち


帰りもまた、牛車にゆられのんびり帰る。
進行方向から小さな水牛が車を引いてやってきた。
のせているお客は2名だけ。
スピードは私達が乗っている牛車より、はるかに早かった。
小さな子牛の一生懸命な姿に私は釘付けになった。
同乗していた人たちもみな驚いて、見入っていた。
おじいの話だと、2歳くらいの水牛だという。
皆それ位から訓練をうけ、客を乗せた牛車を行き先に向かって、
きちんと引けるようになるという。
帰りのおじいは、話す言葉は分かりやすかったが、あまり話をしてくれず、
三線も弾いてくれなかった。
「ちょっと、ちょっと…!? ちゃんと仕事しようよ!」
でも、さっきの子牛の姿が、その気持ちを緩和してくれた。

期待が大きすぎたのか、思っていたのとは少し違っていたけど、
貴重な体験ができて満足だった。
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-10 19:00 | 旅行

西表島旅行2日目 早朝トレッキング 後編

朝靄にすっぽりと包まれた空間、辺りにたくさんのトンボが飛んでいた。
もし、トンボの国があったとしたら、こんな感じなのではないかと思うくらい
たくさんいた。
「台風が近づくとトンボが多く飛ぶんですよ」
野生の生き物には、人間から忘れさられた第六感が、まだ宿っているのだと思う。
ここにいたら、私もその力を取り戻せるのだろうか。
たとえ、取り戻せないとしても、便利すぎる日常生活ですっかり鈍ってしまった五感は、
少しは戻って来そうだった。
それはそうと、今、台風がきたらどうしよう。ちょっと困る。
でも、それはそれで自然まかせでいい旅なのだろうか。

展望台から見おろす仲間川の景色は、とても力強く雄大だった。
マングローブが森となって川を守り、川が島の生命を活き活きとさせている。
そして人間たちは、島の生命を大切にし、その恩恵を受けて繁栄していくといった
壮大な自然の営みが感じられた。
仲間川は傾斜がとても緩やかなため、水の流れがとてもゆっくりで、
まるで湖のようにそこにとどまっていた。
遠くから近くに目を移すと、すぐ下に、ヒカゲヘゴの大きな新芽が見えた。
地元では、これを食するという。
どんな味がするのか興味が湧くところだが、今回は残念ながら食べることはできなかった。


b0085080_18481022.jpg
展望台から見おろした仲間川
b0085080_18482515.jpg
                           偶然写りこんでいたトンボ(拡大)


b0085080_1918364.jpg
展望台のすぐ下に見えるヒカゲヘゴの新芽
b0085080_19181379.jpg
                           ヒカゲヘゴの新芽(拡大)


雄大な風景に感動し、見入っていたら、ガイドさんがポットから冷たいお茶を
コップに注いでくれた。
「さんぴん茶だ。」
さんぴん茶とは沖縄でよく飲まれているお茶で、ジャスミンティーのこと。
ちょうどいいタイミングで差し出されたお茶が、とても嬉しくて
一口のむと体全身が潤され元気が増した。
ちょっとした休憩のあと、記念撮影をしてもらい、もと来た道を戻った。

朝露でしっとりと保湿された木や草、土、空気。
途中見つけた道にできた水たまりの中を覗いてみると、
おたまじゃくしがうようよ泳いでいた。
足がでているのもいた。
子どものころ、こうやって道端で見つけた水たまりを覗きこみ、
大きなおたまじゃくしをいっぱい見つけたときの感動がよみがえってきて、
懐かしささえ覚えた。
ギンネムは葉を開き、すっかり目を覚ましていた。
蝶もいっぱい現れて、優雅に舞っていた。
あまりにもたくさんの蝶に驚いていたら、
多いときは蝶に囲まれるようにして歩くと聞いて更に驚いたが、
そういった非現実的な空間を歩いてみたいとも思った。

b0085080_1922494.jpg
        葉を開かせたギンネム


帰り道は、行きとは違う顔をみせ、同じ道を歩いているとは思えない新しい発見があった。
幹から実が生る不思議な木、ギランイヌビワ。
このような木は見たことがなくて、とても不思議な木だなと思った。
ヒカゲヘゴの幹に模様があった。南国の木らしい可愛い模様。
ヒカゲヘゴは日のあたらない下の葉っぱが落ちて成長して行くため、
葉の落ちたあとは幹に模様ができる。
その模様がマルの中に八の字を逆さにした模様に見えることから、
地元ではマルハチとも呼ばれているらしい。

b0085080_19254413.jpg
        幹から直接実をつけるギランイヌビワ


b0085080_19255648.jpg
b0085080_1926742.jpg
                           ヒカゲヘゴの幹の模様(拡大)


木の枝に脱ぎ捨てられたセミの脱け殻がとても大きくて驚いたり、
葉っぱの上に美しい色彩のイリオモテモリバッタが出現してワクワクしたり、
手にとって見せてくれた、きれいな緑色のアオミオカタニシの美しさに魅了されたりした。
たまった水がキラキラ光ってきれいだったクワズイモの葉っぱには小さなカタツムリがいた。
今まで、出遇ったことのない生き物達、普段気づくことのない自然の雄大さに触れながら
帰りの道も十分に楽しんだ。


b0085080_1936656.jpgb0085080_19362535.jpg


b0085080_19373878.jpgb0085080_19381129.jpg
上段左からセミの抜け殻、イリオモテモリバッタ、アオミオカタニシ、名前の分からないカタツムリ


この道の下には、西船付川(にしふなつきがわ)が流れている。
この川の水は西表島の貴重な水源となっていて、その利用は西表のみならず、
山がなくて水を確保できない周辺の離島へも海底を通って運ばれ、
利用されているとのことだった。
山があるから川があり、川があるから水が使える。
水が使えるから、水が飲めて、ごはんも炊けるし、お風呂にも入れる。
川が海に栄養を運んで海の生き物達も元気になるし、とにかくみんな元気になれる。
涼しい風も吹いてくるし、きれいな空気もいっぱいできる。
山はとっても大切なのだ。
「どうか、やたらと切り崩したりしないでほしい。」そう強く願った。


b0085080_1945487.jpg
        西表島の水源 西船付川


帰り車の中からはナリヤランが見えた。
ナリヤランは地生のらんで、炭鉱のあった成屋(なりや)集落にたくさん咲いていたことから、
そう呼ばれるようになったという。
初夏から夏にかけて、多く見られるが、最近では数も少なくなっているという。
林道の出口には、朝見かけたヤギがまだ同じ場所にいて、私達を見送ってくれた。

舗道にでてしばらくすると、電柱の上にカンムリワシを見つけてくれた。
カンムリワシは、日本では西表島と石垣島に生息している絶滅危惧の生物で、
高いところから、ねずみなどの獲物を探し、見つけるとすばやく滑降して獲物を捕まえるという。
電柱に静かにとまっていたその姿はとても猛々しかった。

それにしてもガイドのおにいさんは、すごいと思った。
色んな生き物を発見するその職人技には、とても感心した。
このたっぷりと内容のつまった小さな旅のお陰で、朝ごはんも美味しく食べることができ、
感謝の一日が始まったのだった。

参考書籍: 西表島フィールド図鑑 写真・著 横塚 眞己人
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-10 18:00 | 旅行

西表島旅行2日目 早朝トレッキング 前編

早朝のトレッキングは、とても楽しみにしていたので
早起きは全く苦にならなかった。
午前5時30分、朝とはいっても、集合場所であるホテルのフロントに向かう道は、
まだ真っ暗で、空も曇っていたせいか星は見えずフロントの明かりだけが、
ぽつんと浮かんで見えた。

この日のトレッキングコースは大富林道という場所。
林道の途中までは車が入れるため、そこまでは車で行き、
そこからは西表島の中心に向かって続く緩やかな傾斜を1時間ほどかけてゆっくり登り、
マングローブに囲まれた仲間川を一望できる展望台に向かうというものだった。
林道に向かう途中、ガイドさんが「ヤギがいますよ」と言ったので、
窓の外に目を向けると、真っ白いヤギが2匹いた。
「野生ですか?」と尋ねると
野生ではなく飼われているヤギで、夜の間、草を食べさせるためだけに
ここにつながれているのだという。
聞くところによると、西表に野生のヤギの生息はなく
飼育されているのが逃げ出したか何かで野生化したヤギが、
浜辺などに時折現れるのだそうだ。
なるほど、よく見るとヤギは長いロープにつながれていて、
周りの草をおいしそうに食んでいた。
この島でみる生き物は、すべて野生だと思い込み
はしゃいでしまった自分が、少し恥ずかしくなった。
暗闇の中、車のライトに照らされた真っ白いヤギたちも
ここの自然がとても気に入っているといった目をしていた。

車から降りて歩き始めた時も、まだ日は出ておらず、
ガイドさんが持つ懐中電灯に照らされ、注意深く進んでいく道は、
何かが出てきそうで、とても緊張した。
辺りの空気はひんやりと涼しく、
木や草のにおいがして気持ちのいい風が吹いていた。
思いっきり空気を吸い込むと心も体も浄化されていくようだった。

木、草、花、虫、鳥…。
この道で、いったい何種類の生き物達に出遇ったのだろう。
まず聞こえてきたのは蛙の大合唱。
その主はサキシマヌマガエル、
本州から沖縄諸島に分布するヌマガエルよりやや大きめで
主に水田や沼などの水辺周辺などで普通に見られる種だ。
姿は見えなかったが力いっぱいの鳴き声で挨拶してくれた。
次にオカガニ、両手を前にしてたつ姿が
「いらっしゃいませ」と言っているようだった。

b0085080_16393118.jpg
        出迎えてくれた オカガニ



b0085080_1642188.jpg
そして次々と、目にするはじめましての植物たち。
大きなクワズイモや、
大きなシダ植物のヒカゲヘゴ、
背がすらっと高いヤエヤマヤシ、
柑橘系のとてもいい香りのするゲットウ、
パイナップルに良く似た実をつけるアダン、
ギンゴウカン、別名ギンネムは、葉を閉じて眠っている。

b0085080_175563.jpgb0085080_1771594.jpg

b0085080_1791841.jpgb0085080_171014100.jpg
上段左から、葉を閉じているギンネム、ゲットウの葉、大きく成長したヒカゲヘゴ、
通り沿いにたくさん生えているクワズイモ、パイナップルに良く似たアダンの実


突然、ガイドさんが何かを見つけたようだ。
林道脇の草むらがカサカサと音をたてていた。
「なんだろう。もしかしてハブかな。」
ガイドさんが、捕まえて見せてくれたのは、なんとセマルハコガメで、
道の真ん中に置くと、すぐに手、足、首を引っ込めて石のようになってしまったが、
林の中に戻してやると、急いで奥のほうへと逃げていった。
そこから少し進むと、今度はセマルハコガメのこどもが大急ぎで道を横断して、
林の中に入って行くのが見えた。
おかあさん亀を追いかけていたのだろうか、
亀とは思えぬスピードですばしっこく走っていく姿に、私はとても驚かされた。
セマルハコガメの子どもは甲羅にうまく体をしまえないため、
イリオモテヤマネコなどの肉食獣に狙われやすいのだそうだ。
敵から少しでも早く身を隠すため、こんなに早く進むのだろうか。

b0085080_17135956.jpg
 石のように丸まってしまったセマルハコガメ


セマルハコガメのこども 「急いで急いで!」

また更に進むと、ウリ坊が目の前に姿を現した。
リュウキュウイノシシのこどもで、こちらもまた急いで林の奥へと消えていった。
めずらしい生き物達の突然の出現に、私は少し興奮ぎみになり、
緊張がすっかり解けてしまった。

しかし暗い山道は気をつけて歩かないといけない。
特に雨あがりは、ヌマガエルなどを追いかけてハブが出てくることもあるらしい。
ハブはとても臆病なので、こちらが何もしなければ、
襲ってくることはめったにないとのことだが、
草むらに、むやみに足を踏み入れない方がいいと聞くと、
また緊張が戻ってきた。

あたりはだんだん白んできて蝶やトンボがあちこち姿をみせ、鳥も鳴き始めた。
体が真っ赤で美しいトンボはオオハラビロトンボの成熟したオス。
名前にハラビロとついているとおり、たしかにお腹が平べったくて面白いかたちだ。
このトンボのように、鳥や虫はオスのほうがキレイな色をしている固体が
多いような気がする。
「メスが着飾るのは人間だけなのかな」
近くで、イシガキヒヨドリが良く鳴いていた。
そしてリュウキュウアカショウビンもキュロロロロ~と鳴き声を聞かせてくれた。
リュウキュウアカショウビン。
その名のとおり、赤い羽毛を着ているカワセミの仲間。
どこかにいないかと樹木の上に目をやって、探してみたが、
姿を見せてはくれなかった。
そのかわり、ちょっと小柄なオサハシブトガラスが木の枝にとまっていた。

b0085080_17171554.jpg
        オサハシブトガラス

b0085080_17173420.jpg
        オオハラビロトンボ


オオカラスウリの花が咲いていた。
日本各地にある花のようだが、初めて見た花だった。
夜に咲いて、日が昇るとしぼんでしまうという真っ白なその花は、
とても優雅で美しく、はかなげに林道の風に揺られていた。

ガイドさん、今度は毛だらけのカタツムリを見つけてくれた。
クロイワオオケマイマイ、ケマイマイの仲間では日本最大級のもので
私達が目にしたのは、直径3センチはあっただろうか。
しかし、このマイマイ、いったい何のために殻に毛が生えているのだろう。

b0085080_17175437.jpg
        オオカラスウリの花

b0085080_1718122.jpg
        クロイワオオケマイマイ


こうして、めずらしい動植物をたくさん目にしながら、
あっという間に仲間川展望台に到着した。

参考書籍: 西表島フィールド図鑑 写真・著 横塚 眞己人
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-10 13:43 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第6章 -

部屋にもどって少しすると、夕食の時間が近づいてきた。
ここの夕食は18時と20時の予約制で、
18時に予約を入れていたので、ちょっと前に部屋を出た。
途中、周りの景色を眺めながらレストランに向かった。

食事は地元の食材をうまく活かしたイタリア風のコース料理で、
この日の夕食には、
ガザミというカニやイラブチャーという青い魚、
琉球豚などを使った料理が出てきた。
青い魚と言われ、姿を想像して ちょっと驚いたけど、
白身で味に癖はなく、美味しく食べることができた。
レストランの従業員もみんな親切で感じがいい人ばかりで
味にもサービスにも とても満足できた。

デザートに西表のマンゴーを注文してみた。
マンゴーはレストランの人のお薦めで、かぶりついて食べた。
となりに座っていたご夫婦も注文していて、一緒にかぶりついて食べたので
「なんか、笑える。」と心の中でつぶやいていた。
とても和やかな風景だと思った。
はじめは食べきれるか心配だったけど、
そんな心配はどこ吹く風で、全てペロリと食べてしまった。

食後、隣席はご主人が先に帰ってしまい、
奥さんは景色を眺めながら、
「主人は、食べ終わったら さっさと行っちゃうけど、
私はこうやって景色を眺めながらのんびりしているのがいいのよ」
と言っていた。
私も同感だった。
西表は一度きたら やみつきになり、何度かこうやって訪れているとのことで、
結婚して離れて暮らしているお子さんも西表や波照間がお気に入りらしく
毎年のように訪れているらしかった。
西表のお気に入りの自然や、波照間島へ行ってみたいなどと
しばらくの間、2人で話をしていた。

お腹が破裂しそうなくらいいっぱい食べたので、
まるで童話にでてくるお腹をふくらましたカエル状態。
今日は、目も頭も胃袋もみんな、ご機嫌になった。
ちょっと早いけど、明日は5時半から早朝トレッキング。
だから、もうおやすみなさい。

b0085080_18173018.jpg
 海とは反対側の景色 曇って見えないけど、奥は山

b0085080_18201792.jpg
ハイビスカスの花
b0085080_18205346.jpg
 泊まったホテル

b0085080_18391340.jpg
 本日のメニュー
b0085080_18393437.jpgb0085080_18394518.jpg
b0085080_18395271.jpgb0085080_1840859.jpg
b0085080_18401770.jpg
 上段左から、パイナップルワイン、前菜、メインディッシュ、マンゴー、デザート
食べることに夢中になり、スープの写真取り忘れました
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:40 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第4章 -

13時30分、石垣港を出た時は まだ雨だった。
天候のせいなのか、船は時おり少し揺れた。
途中で買った1個70円のおにぎりを船の中で食べたあと
海だけの景色をずっと眺めていた。
あと少し、あと少しで、西表に到着だ。

石垣を出発してから約30分、大原港に到着したころには、
雨はすっかりあがっていた。
フェリーに乗る前に電話連絡をしていたので、
港にはアロハシャツを着たホテルの人がホテル名の書かれた看板を抱えて
待っていてくれた。
石垣島は港の周りだけ見ても、
わりと人が多く、お店もいっぱいあって、観光色を強く感じたが
西表は人も少なくひっそりと自然に包まれていた。

迎えの車に乗り込み、ホテルへ向かう途中、
車中からシロハラクイナが道にでてきたのがみえた。
このとりは飛ぶことができないため、
よく車にひかれているのだと運転していた人が教えてくれた。
島の人たちは、自然とうまく共存していくため
自然と同調しながら生活しているのだと
その時、そう感じた。

宿泊先のホテルに到着した。
ホテルの入口では蝶が舞っていて、島ならではの出迎えを受けた。
友人達にイリオモテヤマネコに遇ってくると冗談を言って
ここまで来たけど、現実にこの地に着いたんだ。そう思うと嬉しかった。
フロントで鍵を受け取ると、実感がよりいっそう強く感じられ、
部屋に入ると一人旅の不安はすっかり消えて、
雨上がりの空のように、これから先の旅に希望だけが見えてきた。


b0085080_23561734.jpg
 フェリーの中で食べた沖縄の炊き込みご飯のおにぎりは、すごく美味しかった

b0085080_23562454.jpg
 フェリーの中から見ていた雨降りの海

b0085080_004965.jpg
 西表島 大原港
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:30 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第5章 -

海に臨む部屋。周りには何もなく、とても静かに時間は進む。
夕食まで、まだまだ時間があるので、少し外の空気を吸ってこよう。

ちょっとした林道を通り抜けると、ビーチはすぐそこにあった。
ねこの額ほどしかないビーチだったけど、
景色を眺めているだけでとても気持ちがよかった。
波の音しか聞こえない。
目を閉じて波の音を聞いていると、
自然に溶け込んでしまいそうだった。

浜辺に目を向けると、小さくてきれいな貝殻がたくさんあった。
それらを手にとってみては、砂浜に戻したりしていると、とつぜん貝殻が動き出した。
ただの貝殻だと思っていたら、なんとヤドカリが住んでいたのだ。
こんなきれいな貝殻がおうちだなんて、なんてすてきなんだろう。
私の気配に気づき危険と思ったのか、逃げるヤドカリの姿が
とてもかわいらしく滑稽で、いつまでもヤドカリを見続けた。
「とって食べたりしないよ。」心の中で、そう言ってみた。

ここには眺めているだけでいい自然がいっぱいある。
そう思うと、まだ来て間もなくて、何も知らない場所なのに
いつか、ここで生活したいと思ってしまったほど西表に恋をしてしまった。
これから滞在するほんの数日の間、この島は私を歓迎してくれるだろうか。
少しの時間だけでもいいから、私を受け入れてほしいな。

b0085080_1458723.jpgb0085080_14581534.jpg

b0085080_1458223.jpgb0085080_14583980.jpg
 部屋の内と外


b0085080_1545142.jpgb0085080_154529100.jpgb0085080_15453710.jpg
b0085080_15473969.jpg
 気に入ったインテリア雑貨と洗面所のステンドグラス


b0085080_1611370.jpgb0085080_16111654.jpgb0085080_16112773.jpg
b0085080_16114278.jpg
 貝殻と顔をだしたヤドカリ

b0085080_1612460.jpg
 浜辺の向こう側
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:30 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第3章 -

西表島に向かって、更に移動は続く。
126席しかない小型の飛行機に乗り込み、沖縄の青い海を越えた。
多少の遅れはあったけど、ほどなく石垣空港に到着した。
このあと西表島までのフェリーに乗るため
まずは空港内にある案内カウンターで港までの行き方を聞いた。
「タクシーだと高いから、バスに乗るといいですよ。」
バスの時刻や場所、乗車時間、フェリーの出る港の位置、
西表には港が2港あって、どちらの港行きに乗ればいいのかなど
とても丁寧に教えてくれた。

バスで20分ほど揺られ、港のあるバス停に着くと
今まで晴れていた空が急変し、大粒の雨が勢いよく落ちてきた。
バス停から石垣港までは歩いてすぐだったので雨の中、
小さな折りたたみ傘をさして港に向かった。

西表島には、東部の大原港と西部の上原港の2つの港があり、
西表行きのフェリーを運行している会社は八重山観光安栄観光の2社があった。
目的地の大原港へは、片道キップで1770円、
往復キップだと3390円で150円割引になる。
行きは時間指定だが、帰りの時間はフリー、
同じ会社ならば、どの時間のフェリーでも乗れるので、
当然 キップは往復を購入した。

b0085080_23315183.jpg
 石垣行きANA1765便

b0085080_2332348.jpg
 宮古島上空

b0085080_23322242.jpg
 石垣空港到着

b0085080_2332392.jpg
 石垣港

b0085080_23324756.jpg
 購入した往復キップ
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-09 23:05 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第2章 -

ここは、空の中。
地面の上でもなく、海の中でもなく、
気が遠くなるほど地面から遠い空の中。

何回乗っても、飛行機の離着陸時は緊張する。
離陸のとき、やっぱり手にこぶしを握っていた。
それでも少しは気持ちに余裕があるのか、
ひとりで硬くなっている姿を想像して心の中で笑った。

座席は16Kで前方窓側。
外の空気に触れることはできなくても、感じることはできる。
窓から見える青い海、白い雲。
なかでも、上空から見える富士山には感動した。
下から見ても上から見ても、
富士山はその気高さを変わりなく保っていた。
私は富士山が見えなくなるまで、窓の外をずっと見入っていた。

那覇空港に近づくと、突然 虹が見えた。
最初は遠くにうっすらとした虹、次は太くてはっきりした虹。
そして最後に自分の座席のほぼ下あたりに見えた。

富士山も虹も写真に残すことはできなかったけど、心の中に描けばいいか。
飛行機は1時間ほど遅れて那覇空港に着いた。

b0085080_22464476.jpg
 沖縄近くの空で、3っつの虹をみた
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-09 22:36 | 旅行

西表島旅行 初日 - 第1章 -

午前3時半、目覚まし時計が鳴った。
外はまだ真っ暗でとても静かだった。
支度をすませ、雪に「行ってくるね。」と挨拶をして家を出て、
街灯が照らす道を、鞄を引きながら駅に向かって、てくてく歩いた。
電車に乗って、ようやくバス停に着くと、外はすっかり明るくなっていた。

ここ最近、羽田までは直通バスを利用している。
朝も4時台からあるので始発の飛行機にも間に合うし、
一度、乗ってしまえば、あとは寝ていても目的地まで連れて行ってくれる。
道路状況による遅れを計算に入れ飛行機に乗り遅れないよう
余裕を持ってバスに乗ることと、
羽田で降りるターミナルさえ間違えなければいい。
ただ、この羽田行きバスは予約がないと乗れないことがあるらしく
念のため前日にバス会社に電話をしてみた。
運よく予約は入れられたが最後の1席だと聞いて驚いた。
「皆はもっと前から予約していたのか。」
この時期は乗ったことがないから分からなかった。
満員のバスに揺られて約1時間、ちょうど一眠りして羽田に到着した。
ここも各地へ出発する人々でとても混雑していた。

7時50分 羽田発、那覇行きの搭乗時刻までは充分余裕があった。
お腹が空いていたので、空港内のEXCELSIOR CAFÉで朝食をとった。

今年5月から計画していたこの旅は、
出発の日が近づくにつれ、時間が過ぎるのが早く感じられるようになっていた。
搭乗ゲートを通り抜け、出発ロビーで待っている間、
時間の流れは、より加速を増しているように感じられた。

搭乗案内のアナウンスが流れて飛行機に乗り込んだ。
座席についてから、「いよいよ出発か。」そう思いきや
ここまで順調だった時間が少しだけ止まったかのように
飛行機は出発時刻を過ぎてもいっこうに飛び立たなかった。
混雑の影響が出ているらしかった。
40分ほど遅れて、やっと飛行機は那覇空港へ向け離陸した。
「やっと、西表に行ける。この旅は、何か意味がある。」そう思うと
こみ上げてくる思いがあった。

b0085080_22263358.jpg
 空港で、出発前に朝食を
[PR]
by hanayuki_rei | 2008-08-09 22:01 | 旅行


うさぎと絵本のブログです。愛うさぎの雪のこと、読んだ絵本のこと、日々のことなど思いのまま綴ってます。楽しく読んでもらえたらいいな。


by hanayuki_rei

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログパーツ

リンク

カテゴリ

全体
児童書・絵本
おともだちうさちゃん
うさぎ生活
NaNaちゃん
リュック
月のうさぎ
SORA
デッサン
イラスト
旅行
散歩
reiコラム
ごあいさつ
未分類

検索

ライフログ

小説・エッセイ
長い旅の途上 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

カモメに飛ぶことを教えた猫

絵本
12の贈り物―世界でたったひとりの大切なあなたへ

くまとやまねこ

きみのこと好きだよ 復刻版

映画・音楽
オペラ座の怪人 通常版

最新のトラックバック

藤沢周平作品
from Photologue +

以前の記事

2012年 01月
2011年 08月
2011年 05月
2011年 03月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 05月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 08月
2006年 05月
2006年 04月

人気ジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

動物・ペット
本・読書

画像一覧